クレジットカード審査の流れ・段階とは

お役立ち情報

クレジットカード審査には流れがあります

私たちがクレジットカードを作るためには、カードを発行している会社へ審査への申込を行うところから始まる事になります。
もちろん、この時には目的のカード選択が終わっている事が前提になります。

そして、クレジットカード審査への申込を受け付けたカード会社では、申込書(インターネット経由も含む)に記載された申込者の年齢、性別、住所氏名、勤務先情報などの属性情報や氏名や生年月日などの情報を元に信用情報を照会して、自社の審査基準と照らし合いながら審査を進める事になります。

その後、審査可決の判断が下されるとめでたく目的のクレジットカードを手にする事が出来ますが、この審査の詳細な流れを知る事によって万が一審査に落ちた際の参考になる場合があるため、今回の記事では審査の詳細な流れについて解説します。

クレジットカード審査の詳細な流れはこうなります

ここからはカード審査で行われている詳細な流れについて解説します。

■クレジットカードの発行手順■

●審査への申込
全てはここから始まるといっても過言ではありませんが、申込が無ければ審査を始める事が出来ません。そこで、目的のカードの選別が終わったら各種申込方法(郵送、店頭、インターネット)によってクレジットカード審査への申込を行います。

●仮審査
この仮審査とは、その名の通り仮の審査を行うというものであって、この仮の審査に通って初めて本審査に進めるという事になります。ただ、この仮審査を行っているのか?または仮審査無しで直接本審査になるのか?については各クレジットカードによって異なっているため、必ず仮審査が行われるという訳ではありません。

そこで、この仮審査の内容ですが、あくまで仮の審査のため申込者から届いた申込書に記載されている勤続年数や勤務形態、他社借入金額などの情報が自社審査基準を満たしているのか?について行われます。

そのため、これらの情報が自社の審査基準を満たしていない場合には、ここで審査終了=審査に落ちる事になるため、クレジットカードが発行される事はありません。

ちなみに、この仮審査に掛かる時間ですが、大抵のクレジットカードでは数分、遅くても30分程度で完了するため、比較的すぐに審査結果が出ます。

●本審査
この本審査では、仮審査を通過した申込者の、より詳細な情報(勤務先情報や個人信用情報機関に登録されている信用情報の詳細な内容)について審査が行われます。この際、信用情報に長期延滞情報や債務整理(任意整理や自己破産など)情報が登録されていると、ほぼ間違いなく審査に落ちる事になります。

ですので、そういった事態にならないために、クレジットカード審査に不安のある人は、事前に信用情報の開示請求を行って事故情報の登録の有無を確認し、事故情報が登録されていた場合にはその情報が削除されるまで審査への申込は控えた方が良いです。

そして、申込者本人の属性や信用情報に問題が見つからなかった際には、申込者本人がきちんと申告のあった勤務先へ勤務しているのか?を確認するため在籍確認の電話を行います。その結果、在籍確認が取れるとクレジットカード会社ではカード発行の準備を行う事になります。

※クレジットカード会社によっては在籍確認が無い場合があります

なお、仮審査と本審査は同時に行われているケースもあり、また審査の際申込者の属性情報が自社の審査基準に達しているのか?を分かりやすくするために、スコアリングと呼ばれている、各審査項目を点数化して審査を行うシステムを採用しています。

●クレジットカード発行
仮審査と本審査(または本審査のみ)に無事通過すると、審査への申込からおよそ1~2週間程度でクレジットカード会社から本人限定受取郵便にて待望のカードが送付されてきます。

審査途中で他社クレジットカードへの申込は止めた方が良いです

クレジットカード審査へ申し込んでから審査完了までの間に行ってはいけない事があります。それは、この間に同業他社のカード審査への申込です。というのも、短期間で自社だけではなく他社の審査へ申し込むという事は多重申込になるため、印象が悪くなってしまうからです。

これは、例え本人が単純に欲しいカードが複数あったため申し込んだとしても、会社側からしてみればそんな理由は分かりませんし、多重申込=現在お金に困っている、複数のクレジットカードを使って資金調達の可能性ありと判断される可能性があるのです。

クレジットカード審査の期間が長くなっていると、つい我慢する事が出来なくなって他の審査へ申し込んでしまうケースがあるのですが、現在申込を行っている審査が完了(合否に関わらず)するまでは他の審査への申込は控えて下さい。

少しの期間我慢する事によって、例え今回のカード審査では落ちてしまったとしても、信用情報に申込情報が1件だけであれば次回の審査では通過するチャンスが十分出てきます。