LINEスタンプ作成から審査に出すまでを詳しく解説【お絵描きソフトの準備から審査の準備まで①】
さて、前回の記事で大まかな流れがわかったところで
実際にスタンプ用のイラストを描いていきましょう。
スマホアプリで作る手順はちょっと置いといて、遠くに投げて、
わたしはパソコンで描いていますので
まずはお絵描きソフトがないことには始まりません。
PCに最初から入っている「ペイント」でも作ろうと思えば作れます。
実にシンプルでいいのですがやっぱりもうちょっと機能がほしいところ。
有料ソフトだと有名なのがIllustratorやPhotoshopでしょうか。無料お試し期間もあるのでいいかもしれないですね。
あと個人的に近々購入を考えているのがいわずとしれた王道中の王道
1番売れてるグラフィックスソフト【CLIP STUDIO PAINT】・・・なーんつって!まるで知識豊富なイラストレーターみたいな事を描いちゃったり!!
いや煽ってないですよ・・・有料ソフト持ってる人うらやましいですよコンチクショー。あるにこしたことないですよ有料ソフト。
わたしも最近ちょっと依頼内容によってはフリーソフトではきつくなってきたので購入を考えてます。
あ、そうです。わたし、イラストでお金稼ぎ始めたくせにまだ無料のフリーソフトつかってます。えっへん。
今のフリーソフトすごいですよ。
考えつくほとんどの事はできちゃいます。
まあやっぱり精度とか劣るところもありますけどね。
有料ソフトだとワンクリックでできる処理がフリーソフトだと何段階か踏まないといけないとか。
そーゆう差はあります。
余談なんですが有名になった今でもフリーソフトで曲の編集してる某ボカロPとか
やっすい初心者用のギターでプロになったギタリストなんかが身近にいるもんで、
なんていうか大事なのはそこじゃないんだぜ★
っていうのを知っているので、特にこだわりもないのです。
でもまあそこから本格的にイラストのお仕事を始めたいとかいうのを心に決めているのであれば最初から有料ソフト買っちゃうのもありです。使い方になれるまで時間がかかるので。
わたしはそんなつもりはなくとりあえずLINEスタンプだけ作って終わる予定が、いつのまにか仕事?になったので、今になってフリーソフトでは対応できないファイル形式という壁にぶちあたってます・・・
でもでもそんなんじゃなくてかるーーーい気持ちでとりあえずLINEスタンプつくってみたい!
という方におすすめするのが
LINEスタンプの作成に必要な機能は揃ってます。これだけで文字も入れられますし。
他のフリーソフトとの違いは
LINEスタンプの作成に特化した機能があるところ
デフォルトでスタンプサイズのキャンバスが入っていたり、
余白部分を描けないようにする機能なんかもあります。
っていうかわたしが今も使ってるのがこれです。
仕事絵も趣味絵もこれで描いてます。
お試し感覚で使ってみたら充分だったのでそのまま使ってます。なんか可愛いし。
わたしは仕事で使うようになって壁にぶち当たってしまったのでそのうちサヨウナラになってしまうかもしれませんが、
趣味で使う分にはかなり高性能ですよ。
フリーソフトにありがちなウザい広告も最初しか出ないし!
さあさあ準備ができたらさっそく描いてみましょう!もたもたするんじゃないよ!!
まずはガイドラインで画像サイズをチェック。
ふむふむ。
- メイン画像(240px×240px)
- トークルームタブ画像(96px×74px)
- スタンプ画像(最大370px×320px)
あとガイドラインにも一応書いてはあるのですが、必須なくせにちっさく書かれていて見落としがちな
- 画像の解像度は72dpi以上
- カラーモードはRGB
- 画像のサイズは、1個あたり1MB以下
- ZIPファイルにまとめてアップロードする場合は全部で20MB以下
- PNG形式で背景は透過すること
- 上下左右に10pxの余白を作ること
という決まりもあります。
この中でリジェクト(再審査)にひっかかりやすいのが
・背景の透過ミス、漏れ
・余白がない。←実際わたしは何枚か描き終わるまでコレ知らなかった・・・
ですかね。
背景の透過ミスは本当に多いみたいです。
たとえばなんですけど、ひらがなの「お」を描いたとしますよね。
そしたら「お」のクルっと丸くなってるところも背景がみえるので透過しないといけないのです。
こまかーい!めんどくさー!
こまかーい!めんどくさーい!!
と思ったあなた、大丈夫です。
安心してください。
わたしは天才なので秘策を思い付いたのです。
そうです。
最初から透明なキャンバスに描けばいいのです!!!
ね?天才でしょ?
そしたら透過し忘れるなんてことはありえないのです。
だって最初からスッケスケだから!
誰でも思い付く?そうですね!!!!いいでしょべつに!!!!
あと余白についてです。
余白がうまいこととれてないと、スタンプの表示がひとまわり小さくなってしまうのです。
しかしこの余白ついてもですね、わたしは天才なので秘策を思い付いたのですよ。
(すみませんほんとはよそのブログで見てイイナと思ってマネしただけです)
ここで注目したいのがスタンプのサイズ規定は
最大370px×320px
ん?最大?
そうなのです。最大ということはそれ以下でもいいのです。
ということは最初から余白の分を引いたサイズのキャンバスにすればいいのです(天才かよ)
ただしここでまた隠しルール(?)なのですが
スタンプ画像は偶数でなければ画像登録が出来ない
という決まりがあるのです。
以上の事を踏まえてわたしが新規作成するキャンバスは・・・
こちらです。
これで完璧です。
華麗にリジェクトの可能性を最小限に抑えた安心設計です。
さて一安心したところでいよいよ描いてみましょう。
と言いたいところなのですが(えーまだー?)LINEスタンプには描いてはいけない絵や言葉があります。
まずは公式ガイドラインをみてみましょう。
んんん・・・!なんか難しい言い方してるわりにフワッとしてる!フワッとしてる!!!
一般的に著作権を侵害する恐れのあるもの(あとで書きますが1部例外もあります)
、暴力的なものや性的なものはダメなんだろうなというのはわかります。
が、具体的な例は書かれてないのですよね。
あとは明記されていないのでこれまでに審査をリジェクトされた方の体験談から
おそらくこれがダメだったのだろうという推測をするしかないのですが、
過去には文字だけのもの、色が極端に少ないものがダメだったり、うんちはダメだけどソフトクリームだと言い張ったら大丈夫だったという例もあったり、
女の子のパンツが見えてるイラストでも審査を通ったものと通らなかったものもあり。
最近では文字だけのスタンプもたくさん販売されているので規約は常に変わるのかもしれませんし、
担当者の匙加減もあるのか、これは絶対にダメ、これは絶対に大丈夫、とは言い切れない部分も多々あります。
あと意外と盲点なのが
代表的なものが「赤十字マーク」です。
病院関係のイラストについ描いてしまいがちですがアウトみたいです。
これはご依頼いただいて描いたものですがこれを知って病院のマークを変えました。
でもまあはっきりこれがダメであれがダメでというのを調べてもキリがないし、 ダメかと思いきや通ることもあるので。
フワっと注意しながらリジェクトされたら直せばいい!っていう気持ちで描いちゃいましょう。
それではその辺をふまえて 先ほど作成したキャンバスにイラストを描いていきましょう! やっと!やっと描けるよ!おかーさーん!!
長くなってきたので続きはこの次の記事で!
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